2013年9月1日日曜日

医者になるための勉強量

医師になるためには、医師免許が必要です。それにはまず、大学の医学部に入学しなければ始まりません。医学部で医学課程を修め、卒業し、なおかつ医師国家試験に合格することで、医師免許が取得できるのです。しかし、医学部に入学するには相当な学力が必要です。

偏差値で言うと、私立なら最低でも60程度、国公立なら65以上が、医学部合格の目安になるでしょう。偏差値60と言えば、一般的な大学ならば上位レベルと思われますが、医学部としては最低ランクになってしまうのです。医師は人の命を預かる職業ですから、このように厳しい選抜が行われるのは当然かもしれません。中でも、東京大学理科三類の平均偏差値は73.8にも上り、日本のあらゆる大学(医学部以外も含めて)で最も入学することが難しいと言われています。ただ、東大理三出身の名医はあまりいないと言われているのが現実ですが…。

もちろん、入学してからも勉強漬けの日々が続きます。日本における医師国家試験は、毎年約90%と高い合格率になっていますが、だからといって、誰でも簡単に合格できるというわけではありません。日本の医師免許制度は世界的に見ても特殊で、診療科毎に交付されるわけではなく、免許一つで全て(歯科以外)の診療行為が行なえるようになっているのです。

これはつまり、医師免許を取得(=医師国家試験に合格)するためには、あらゆる医学的知識が必要になるということです。当然、医学部でも全ての分野を教わることになります。「自分は将来絶対に内科医になる」と決めている人であっても、外科や眼科や産婦人科についても勉強しなければならないということです。それゆえに、医学部は比較的留年してしまう人が多い傾向にあるようです。

私立の医学部は、6年間で平均3000万円以上もかかってしまうほど高額な学費が必要ですから、留年してしまうのは絶対に避けたいものです。

これだけ厳しそうな医師国家試験が、何故毎年90%もの高い合格率になっているのかというと、実は合格できる見込みのない生徒は留年させられる(=医師国家試験を受けさせない)ということも少なくないそうで・・・。単純に90%という数字だけ見て判断するのは禁物ですね。